政府は2021年度から、「情報・AI(人工知能)」「量子」「マテリアル(素材)」の3分野に重点を置き、大学の博士課程の学生を対象に生活費などを支援する。約1千人に年間200万円超を給付する。経済的な不安を解消することで博士課程進学を促し、人材のニーズの高まる分野で国際競争力の低下を防ぐ狙いがある。【関連記事】・・・文部科学省は26日、対象となる47大学を発表した。大学が特定の研究分野について補助を申請し、選ばれた大学は21~27年度の7年間、補助を受けることができる。国は「産学を通じて人材ニーズの高まる分野」として重点的に支援する3つの枠を指定。国際競争が激しくなっているAI技術、情報処理や通信技術の開発などに必要な量子技術、高性能素材の開発を担うマテリアルのいずれも、科学技術政策で戦略的に取り組む分野とされている。このほかに大学が自由に選べる1枠も設けている。1つの大学が2枠以上で採用された場合もある。補助を受けることになった大学は、3月中に
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