「1人1社制」の見直しで高校生の就職は変わるか
高校生の就活で慣行とされている「1人1社制」が変わろうとしている。第二次世界大戦後の高度経済成長時に必要な人員を企業側が確保できる他、高校生が就職活動期間を短縮し、学業に専念できるメリットがある。また、ハローワークとの連携によりブラック企業の排除にも機能してきた。だが、学校に依存して成績順に志望先が割り当てられるなど、就職先を自由に選べない不都合や、高校卒業者の3年離職率が40%と高い事が問題視されてきた。現在はネットで企業情報を集める事も可能である事からより自由な企業選択が可能であるので時代遅れのシステムどと言う意見がある。大阪は今年度から複数企業への応募ができるようになるが、高校生に主体的な決定ができるかどうかが論点である。
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